会長あいさつ

 宇和島東高等学校同窓生の皆様、この度、同窓会長に就任いたしました30期の川尻純滋と申します。微力ながら皆様方のご協力を賜り、本会発展と母校隆盛に精一杯努めてまいる所存です。母校、宇和島東高等学校は、明治29(1896)年創立の宇和島中学校(宇中)と明治35(1902)年創立の宇和島商業学校(宇商)の二つの学校を源流に、今年で創立123年になる文武両道を校是とする県内屈指の名門校です。

 さて、来年、2回目の東京オリンピックが開催されますが、本校から3人のメダリストが輩出されているのをご存知でしょうか? メルボルンオリンピック(1956年)体操競技団体で銀メダルの河野昭氏(宇中35期)、同、競泳200m平泳ぎで銀メダルの吉村昌弘氏(宇東6期)、そして東京オリンピック(1964年)体操競技の跳馬と団体で金メダルを獲得した松田(旧姓:山下)治廣氏(宇東8期)です。松田治廣氏の大変貴重な金メダルは、宇和島市の総合体育館の片隅でひっそりと展示されています。全国広しと言えども、オリンピックのメダリストを3人も輩出している公立高校は、そうそうないと思います。

 本会は、昭和33(1958)年に百合田基之氏(1期)のもと立ち上がり、私が9代目の会長となります。本会は今年で61年目を迎え、会費制導入のご案内をさせて頂いたところ多く方のご賛同を頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。今後は、集まった資金をいかに有効に活用するかが問われます。その為にも、すべての期から理事を選出して頂き、幅広いご意見を頂戴したいと考えております。しかしながら、現状は半数を超える期から理事の選出がなされていません。かつて、理事の洗い替えのシステムがなかったことから、現在、理事立候補制(当ホームページからダウンロードして頂き、一人の理事に対して1名以上の推薦が必要です)をとっており、お手数をおかけしておりますが、ご理解を頂きお手続きをしていただければと思います。また、本会では母校文化祭(6月開催)において「ホームカミングデイ」と称した校史資料館を開放する活動をしており、冊子鬼ヶ城や各期卒業アルバム、野球部やボート部等の貴重な展示物をご覧いただくことができ、ご好評を頂いています。また、来年3月の卒業式では卒業50周年の方々に卒業式にご参列頂く、「50年目の卒業式」を企画しています。

 最後になりますが、これから2年間、永田幸子前会長のもと進められてまいりました同窓会改革の流れを受け継ぎ、本会の発展のため尽力してまいる所存でございます。皆様の、なお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


令和元年9月

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